- 作者: 鎌池和馬,依河和希
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/01/09
- メディア: 文庫
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とりあえず表紙の構図が徹底的におかしい。読む 前から妙な違和感がありましたが、読み終わったら 確信に変わりました。笑みを浮かべて並び立てる関 係じゃないんですよ。この巻までは、「もしかした ら」という気持ちもありましたが、結末知った瞬間 に一縷の希望も無いんだと思い知らされました。 物凄く都合の良い方向で考えた場合、恭介が万が 一にも絶望に抗う術を見つけ出したならば、『白き 女王』とこんな風に並び立てる未来に手が届くかも 知れない。そんなひとつの有り得ない可能性を示し た表紙の構図なのかも知れない。勝手な憶測でしか ないですが。ただ、完全には断たれていないような 含みもあります。そこに希望を託すしかないです。 既刊感想:1、2、3