- 作者: 鎌池和馬,依河和希
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/06/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
もう無理ですよこれ。城山恭介は『白き女王』と
一生添い遂げるしかないですよ。勝つとか負けると
か、殺すとか殺されるとか、恭介が何とか振り払お
うと必死になって立っているその場所の目線の先に、
そもそも『白き女王』は立っていないんだから。
幾度も優位性を引っ繰り返されて、精神的に致命
傷を負う場面があって、その度に「もうこれ以上は
やめてくれ!」って苦痛を受けて来ましたけど……
ありましたよ今回シリーズ至上恭介にとって最低最
悪の結末が。これを受けての「もう無理だ」です。
『白き女王』は単純で分かり易い。その単純明快
さを侮っていて甘く見ていて深読みし過ぎていまし
た。完全詰みな様子の恭介はどうなるんでしょうね。
既刊感想:1、2、3、4、5、6