[著者:今慈ムジナ/イラスト:はねこと/ガガガ文庫]★★
- 作者: 今慈ムジナ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: 文庫
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生い立ちの影響からか、優斗の凝り固まった自立 意志と言うやつは見ていて本当にクソ面倒だと思う 程で。年下寮母あるてさんを筆頭に、そんな彼の殻 を容易く殴り蹴り壊して行く様は実に痛快でした。 もっとも優斗の立場からすれば、あるては救いの 手を差し伸べた恩人ではありますが、異論反論をス ルーして懐に強引に踏み込んで来る所も多く、少々 鬱陶しく面倒臭いと感じる事もあったのかもなあ。 あとは黒猫デルタと関連付ける雰囲気があったの で、そのつもりで受け入れ準備をしていたのに、後 半まさかのこんな展開ですよ。そのせいもあって、 何だか有耶無耶にされてしまいましたが、いつかあ るての秘密が優斗に語られる日も来るでしょうか。