- 作者: 白鳥士郎,しらび
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/02/14
- メディア: 文庫
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シリーズの最初の頃、対局シーンは駒の打ち合い
の“動き”で表現されていた事が多くて、未経験者
にはとっつき難いと感じる部分は正直ありました。
そこからの変化が明確に感じられたのは前巻から
で、作中でそうなっているかどうかは本当に個人的
な印象でしかないのですが……あまり盤上の駒の動
きには触れず、対局者同士の“感情表現”によって
対局の描写が組み立てられている、と感じました。
どちらの描き方がより物語の内容と登場人物達に
没入出来たかと言うと……今回がシリーズ中で最高
潮でした! と言うような感想ですね。ただ、将棋
が達者な方からすれば「もっと奥深くまで踏み込ん
でもいいのよ」的な感想になるのかも知れません。
既刊感想:1、2、3、4