SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団

[著者:師走トオル/イラスト:有坂あこ/富士見ファンタジア文庫]★★

 最初の内、ちょっとだけ設定を飲み込むのに手間
取りました。登場人物達を始めとする固有名詞、各
国の情勢や国同士の勢力関係や世界の位置関係など
など、畳み掛けるように押し寄せて来たもので。
 もっとも、そこを噛み締めて理解してしまえば、
後はすんなり物語に没頭する事が出来ましたが。と
りあえずは、この分量でもまだまだ始まったばかり
の段階で、離れた位置に居るカレルとヴェッセルの
二人の主人公が何処かで出逢いを果たすか、或いは
互いを意識して動き出してからが本番なのかな。
 対フライスラント戦の行方、名前だけでまだ姿を
見せないフィクトル総督の存在、エレオノーラの処
遇。現状気になっているのはその辺りでしょうか。