[著者:間孝史/イラスト:桃餅/MF文庫J]★★★
贖罪
強制されて晴斗を欺いた事に対して、若葉の支払う代償があまりにも重くて苦しくて切ない。悪いのは分かっている。けれども追い詰められ過ぎて心が壊れる寸前まで行ってしまうと、若葉視点で語っているので凄まじく心にグサグサ突き刺さって来る。めちゃくちゃ痛い……。救い
……しかし晴斗も晴斗でさぁ、おめえは何でそんなに良いヤツなんだよぉ~。どん底まで落ち切った若葉の感情が、晴斗の優しさで徐々に引き上げられて行く。幸せに満ち溢れて行く。ここもずっと若葉の視点だから、もう本当に色んな想いが溢れ出て来て堪りませんでした。“偽り”が“真実”に変わるまで
最後は、朝比奈若葉の物語を補い、支えて確立させるような晴斗視点での語り。もうホントに、何回感情の昂ぶりを溢れさせたら気が済むんですかこの物語は。陳腐な言葉にしかなってくれないけど、最大限の「良かったな」「おめでとう」を若葉と晴斗に伝えたい。既刊感想:1
朝比奈若葉と○○な彼氏2
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間 孝史/桃餅 KADOKAWA 2019年12月25日