[著者:友麻碧/イラスト:雨壱絵穹/富士見L文庫]★★★
成就されない恋、結ばれぬ二人
マキアが『紅の魔女』の末裔として、同じ道を辿ってしまうとおそらくそうなる。勿論「そんなの嫌だよ!」と声を上げて拒否したい所だけど、悲恋になってしまうような雰囲気が既にひしひしと感じられて「ああ……」ってなってる。前世から想い合っている?
マキアはベタ惚れなのでよく分かる。ただ、トールの方は前世が斎藤透なのか、マキア=一華を好きだったのか、その辺りはマキアがそうだと思い込んでいるだけで、何となくハッキリしていませんでしたが。気になると言えば気になる所か。マキアとトール
引き裂かれ、劇的な再会を果たし、一旦はマキアが拒絶したものの、やはり互いに引き寄せ合う存在。もう引き裂いて欲しくないよ……。でも、ラストのマキアの状況が、多分更なる混沌を招いてしまう。金髪フードの男
これだけは本当にサッパリ分からない。この存在が〝何度生まれ変わっても殺す”とか物騒な事言っている以上、物語に深く関わっているのは間違いないだろうけど……答えを欲するにはまだ時期尚早かな。メイデーア転生物語 1 この世界で一番悪い魔女
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友麻碧/雨壱 絵穹 KADOKAWA 2019年10月15日