SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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メイデーア転生物語3 扉の向こうの魔法使い(上)

[著者:友麻碧/イラスト:雨壱絵穹/富士見L文庫]★★

金色髪の加害者の正体
 割とあっさり「やったのは自分だ」とマキアに正体バラしましたね。マキア自身が最も知りたい『何故?』に関しては、これまでと変わらず未だ謎だらけですが。ただ、「何度転生しても、何が何でも殺す」と告げるカノンの異常な執着心は、やっぱりただならぬものがある。今は『まだその時ではない』と言っていましたが、何が何だか理解出来ていない分、追い詰められている息苦しさが半端ない……。

メイデーア世界における『転生体』
 少しだけ、重要度高めな雰囲気で語られていました。ユリシス先生の確信に満ちた予想通りなら、マキアとトールの転生前の『存在』は確定した事になる。問題なのは、何故二人が『合間に日本人として転生したのか?』と言う事。この辺はまだ全く分からないですね。

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