[著者:伊崎喬助/イラスト:カンザリン/ガガガ文庫]★★
逃亡計画から遷都計画への移行
董白ちゃん、西方逃亡の道を捨てて洛陽脱出、後に長安へ遷都の為の住民大移動の巻。三国志の知識が無いので、史実との差異が読み取れないのが相変わらずもどかしい所ですが。今回の董白ちゃん、随分思い切った決断をしましたね。停滞したまま西方逃亡の策を練っていては、呂布に洛陽を落とされてしまから、と勘付いての進路変更でしょうかね。今の董白ちゃんは一体何が『強み』なのかを考えてみる
戦闘能力的な所を言うと、董白ちゃんのそれは皆無なので、馬超や趙雲を始め多くの武力に助けられている。ただ、最も重要な局面で幼き皇帝陛下の心を動かす事が出来たのは、他の誰でもない董白ちゃんただひとり。前世の三国志の知識があるだけではない、それとは別種の強さも感じられました。既刊感想:1
董白伝〜魔王令嬢から始める三国志〜(2)
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伊崎 喬助/カンザリン 小学館 2020年06月18日