SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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董白伝3 ~魔王令嬢から始める三国志~

[著者:伊崎喬助/イラスト:カンザリン/ガガガ文庫]

妙案浮かぶも妨害多し

 少年皇帝……チョロい、チョロ過ぎるよ! まあ董白ちゃんの豹変に対して、「何なんだろう?」って疑問も大いにあるんですけど。話術による『意識操作』、あるいは『誘惑』や『篭絡』、みたいな要素を孕んでるんでしょうかね。貂蝉は何か知ってそうですが、詳くはまだハッキリと分かっていない。

 今回は、長安遷都後の不安定な経済情勢を立て直そうとするお話。前世の経験からか、よくあの手この手が思い付くもんだ、と感心しつつ眺めていました。しかし、なかなか思い通りには進まないですね。意図的な董白ちゃんへの度重なる妨害が、表面化しつつある。一気に危機感が増したような雰囲気でした。

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