[著者:西山暁之亮/イラスト:伊藤未生/GA文庫]★
もしもマリー・アントワネットがボディビルダーだったら、的発想
もしも、マリー・アントワネットがフランス革命時に処刑を回避し、逃亡を経て人民の支持を回復させ、彼女自身の主張が広く受け入れられ、皆に望まれながら王政復古を実現したら……なお話。注目すべきは、マリーが『自らの肉体を極限まで鍛え上げて』→『自力でギロチンを破壊して』→『処刑から逃れ』→『新たな運命を切り開いた』事。
いや、凄い発想ですよね。史実で超有名な美女を、まさかの『ムキムキマッチョ』にしてしまうとか。彼女の『筋肉』『肉体美』を最大限に活かしての物語は、豪快かつ痛快。力技の勢いで重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、苦境に立たされながらも己の理想を実現してみせる。思わず魅入ってしまいました。
パワー・アントワネット(1)
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西山暁之亮/伊藤未生 SBクリエイティブ 2020年11月13日頃