［著者：ロケット商会／イラスト：めふぃすと／電撃の新文芸］
「ただ真正面から『魔王現象』とぶつかり合って力技でねじ伏せるような任務だけとは限らないんだなあ」ってのが今回の新発見っぽく。
むしろ、それとは真逆の『裏方工作』的な場面の方が多かった気がするのはちょっと意外な展開だったかも。まあザイロ以外は政治的な交渉や根回しや、あとは遠方支援とか隠密みたいな役の方があってるのかな、なんて見ていて思ったりもしましたが。
しかしその後に大体おとり役みたくなって、最後には結局我慢ならずに正面撃滅という展開になりがちなんですけどね。この辺り、抑圧された状況から解放されての大立ち回りがやっぱり見ていて爽快で面白い！ と、強く感じさせられますね。
今回で勇者刑メンバーがひと通り出揃う。相変わらずクセ強さ全開な連中ですが、一見どう考えても反発しかしなさそうで、いざ連携を取ると見事に歯車がかみ合う所は凄いよなあと思わず唸ってしまいました。
既刊感想：Ｉ
