[著者:あずみ朔也/イラスト:へいろー/GA文庫]
主人公・アルフォンスとヒロイン・フレーチカが『いちゃつけばいちゃつく』ほどに強くなるお話なので、素直に二人のいちゃいちゃぶりを堪能するのが良いかと思いました。
それでもいちゃつきを邪魔する“障害”っぽいのもあるにはあったんですけど、結局ラブラブパワーの前では敵わない所が痛快と言うか面白い所でしたねえ。
あとはアルフォンスの双子姉の強烈なインパクト、王室の結構面倒臭い相関関係や『ドラゴンブラッド』の血脈など、特に印象に残るものだったかなと。
個人的にはフレーチカの父、第二王子のフレデリックの「娘は絶対にやらん!」的な、子供の駄々こね染みたアルフォンスへの本気の突っ掛かりが、なかなか見応えあって面白かったですね。