SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員I

[著者:香月美夜/イラスト:椎名優/TOブックス]

 2年経ってローゼマインが目覚めた直後からスタートの貴族院編。『浦島太郎状態』って言っても異世界人には当然通じず、しかし情報不足で置いてけぼり食らってる感のあったローゼマインも、図書館と読書が絡んだ瞬間からそんなハンデをものともせず、な様子でしたかねえ。

 猪突猛進ぶりに強制的に付き合わされるエーレンフェスト領同学年の皆が気の毒ではありましたけど、結果的には学力や実技技能の向上に繋がってくれたので良かったのかな? 

 まあ既に入学早々からのローゼマインの目立ちっぷりが少々気になる所で、王子や他領の良くない感情を沸き立たせるには充分な刺激っぽくて、やはりその辺に絡みそうな騒動は免れないのかも。

 とりあえず、念願の図書館通いが解禁されたローゼマインのはしゃぎっぷりを無事?に見られたのは良かったなとホッと一息。