[著者:香月美夜/イラスト:椎名優/TOブックス]
上級貴族で領主の養女でローゼマインとなっても、一番の厄介な問題が『身食い』に侵された“超病弱”である事には変わりなく。
上級貴族・領主の養女・神殿長、とトリプルクラスアップを経て、おそらくローゼマインの身で出来る事や得られる事が新たに増えたはず。その中で、どうやら身食いの根治を目指す方向へと進んで行きそうな雰囲気もあります。
神官長フェルディナンドがローゼマインを魔力で身体検査をした際に、かなり気になる結果を口にしていたようで、そこに根治への手掛かりがありそうな感じですよね。まあそもそも病弱の身をある程度何とかして体力をつけないと、病弱の身を救えないと言う理不尽さもあるんですけど。
もっとも、身分は変化してもローゼマインの元々の創作意欲、企画発想力、商魂、などは健在みたいで、その辺は案外安心して見ていられたかなあって感じでした。