俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン

[著者:凪木エコ/イラスト:すし*/富士見ファンタジア文庫]★

 第29回ファンタジア大賞『金賞』受賞作。

 そもそも太郎が自発的に「サリュの引き篭もり人
見知り体質を改善してやらあ!」とか燃え上がった
んではなく、母親に脅されて強制的にやらされてい
るんですね。なので、どうしても「あんた何様?」
って感情が母親に向いてしまいまして。何で遠方か
ら横槍入れてるのか本気で理解出来ませんでした。
 海外滞在時のサリュと太郎母との関係が特に描か
れていたわけでもなく、サリュの性質を別段気に掛
けている風でもなく、その癖太郎に一切拒否権与え
ず強制命令でしょう? サリュの為を思って息子の
太郎をけしかけたのなら分かるんですけど……意味
が分からずにずっと悶々としてました。最後も放り
っ放しだし、このまま母親は退場で良いのでは?