始まりの魔法使い1 名前の時代

[著者:石之宮カント/イラスト:ファルまろ/富士見ファンタジア文庫]★★

始まりの魔法使い1 名前の時代 (ファンタジア文庫)

始まりの魔法使い1 名前の時代 (ファンタジア文庫)

 第1回カクヨムWeb小説コンテスト『特別賞』受賞作。

 この一冊丸々、壮大なプロローグという感じでし
た。私=先生=主人公が転生先で為したいと思って
いる事、その本質を手探りで見つけ出して行くよう
な、そんな印象でした。過程には言語を教えたり魔
法を教えたり不老不死の法を探ったり。ただ、実際
これらの中からどの部分を押し広げてゆくかと言う
のは、まだ定まってなかったんじゃないかなと。
 一応魔法を教える事を前提に魔法学校を建てまし
たが、本来は自身の研究欲が先に立っていた筈で、
そこを満たすべく魔法指南を手段としているような
感じで。教える方に熱が入り始めたのはアイと出逢
ってからでしょうね。この最後のシーンから、再び
巡り合える希望は捨てないでいようと思いました。