[著者:浅井ラボ/イラスト:宮城/ガガガ文庫]★★
前巻までの角川スニーカー版リメイクではなく、ガガガ版完全新作書き下ろし長編。とりあえず……だ、だめぇー! じ、ジヴ、それ以上ウォルロットに深入りしちゃだめぇー! ってな心境だったわ。もう寝取られる雰囲気満々でさ〜。まあガユスにとってジヴの行動や言い分に対し、“理性で納得出来ても感情は納得出来ない”というやつなんだろうなぁ。今回の行動は互いにすれ違うべくしてすれ違ってる感じで、ガユスばかりをヘタレヘタレと弄るのはちと酷かもね。
エリダナを中心に様々な思惑絡んだ複雑な乱戦の糸が何処に繋がっているのか? 三つの緑宝玉の指輪は果たして何をもたらす? ガユスとジヴの関係は修復されるのか? 見えそうで見えない隠れた真実を暴くべく、絶望に塗れた戦いに赴くであろうガユスの手に残るのは……せめて死なない様にと祈っておこう。
既刊感想:『されど罪人は竜と踊る』感想一覧
されど罪人は竜と踊る 3
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浅井 ラボ/宮城 小学館 2008年09月18日