[原作・イラスト:美水かがみ/著者:竹井10日/角川スニーカー文庫]
小説版シリーズ3巻目。とにかく思いつくままテキトーに童話の世界を並べ立ててごちゃまぜにして、その中にらき☆すたキャラ達を放り込んでみました的なノリ。今回は何の切っ掛けも脈絡もなく、いきなり童話世界が始まっちまってたなぁ……せめて切っ掛けくらい与えてくれよ! と。いや、こなた達の世界とは別のパラレルワールドな設定だと思うんだけど、“何でそういう状況に陥ってんのか”って疑問をぶつけるのは野暮ってもんだろか? どうも今回は前巻までと比べてもあまりに脈絡無さ過ぎな部分が多くて、「だってらき☆すただから!」じゃ乗り切れなかった。
ただ、投げ込まれてた童話の数は相当のもので、それを散々引っ掻き回して構築された世界の混沌ぶりは眺めていて楽しかった。見所はその辺だけかもなぁ。
既刊感想:らき☆すた殺人事件
らき☆すたオンライン
らき・すた(スーパー童話大戦)
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美水かがみ/竹井10日 角川書店 2008年10月