[著者:川原礫/イラスト:HIMA/電撃文庫]★★
『ブレイン・バースト』の根幹と言うのか、根本的にそのゲームが“何なのか”って疑問が解かれる所まではまだまだ到達しそうにない感じ。ハルユキの視点で今目に見える表層だけをなぞっているような手応えで、「知りたくても今はまだ力不足で踏み込めないよ……」みたいな若干の自虐思考も入っちゃって結構もどかしい部分とかあるんだよなぁ。
特に黒雪姫の過去に関しては、ブレイン・バーストの実体を紐解く上で知りたい欲求も大きくて。まあハルユキが戦う力や精神面で強くなるに連れて、彼女の内面もちょっとずつ見えて来るのかもね。
既刊感想:1
アクセル・ワールド(2)
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川原礫 アスキー・メディアワークス 2009年06月