[著者:古宮九時/イラスト:森沢晴行/電撃文庫]★★

- 作者:古宮九時
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: 文庫
異世界で、言葉に込められた力や話術の説得力が武器になるってのは良いですね。そもそも言葉が通じなかったらやばかったんじゃない? とか後から思っちゃいましたが、結果的に雫にとって良い方へ転がったんだから幸いと受け入れるべきなのかな。
或いは異世界にとって前例の無い事態であり、唯一の存在である雫だからこそ言語の壁も通り抜けられた、と考える事も出来そうですが。何にしても余分な苦労を背負わされずに済んでホッとしました。
雫は最初の方から現実世界へ戻る事を目的と意識していて、その為に行動を起こしているのだと強く感じさせられました。ただ、エリクや異世界との関わり方次第でどう意志が動くかはまだ分かりません。