[著者:柳野かなた/イラスト:輪くすさが/オーバーラップ文庫]★★★
最果てのパラディンIV 灯火の港の群像 (オーバーラップ文庫)
- 作者: 柳野かなた,輪くすさが
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 文庫
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邪竜ヴァラキアカとの死闘、その事後処理に当 たる中編エピソード集。これまでウィルに追随し ながら、幾度となく彼の助力となっていた、レイ ストフ、アンナ、ビィ、トニオ。主に彼ら彼女ら が今回の物語で大いに見せ場があり、これまでは 進むだけで精一杯だった為、語られる機会の無か った一面が、難事を越えて腰を落ち着けた事でよ うやく垣間見れたような、そんな内容でした。 あとはウィルも自身で自覚している、“周囲に 女っ気が無い事”と“色恋沙汰に無縁”な件につ いて。単に巡り合わせが無いだけかと思ってまし たが……まあね、これじゃあ世の女性達は太刀打 ち出来ませんわ。いずれ壮絶な姉妹のウィル争奪 戦でも見られるんでしょうかね。楽しみですね。 既刊感想:I、II、III<上>、III<下>