ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/02/10
- メディア: 文庫
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これが新章か、と思ったらアリシゼーション編 の後日談でした。しかし一言で“後日談”と扱う には途轍もない時間で、何せアンダーワールド世 界での200年ですから。アスナが「いつかきっ と、また会える」とアリスを想いロニエに向けた 言葉の意味が物凄く重いものに感じられました。 キリトはきっと、己の魂の火を枯渇させないよ う、200年を生き抜き必ず現実世界へ帰還する 意志と覚悟を抱いて今を生きている。整合騎士が 整合機士へ、飛竜が機竜となった、あのアリシゼ ーション編ラストシーンのプロローグを目指し、 既に初期のこの時点から遥か未来へ視線が定まっ ていたのかなと、そんな風に思わされました。 既刊感想:『ソードアート・オンライン』感想一覧