- 作者: 松山剛,珈琲貴族
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: 文庫
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やっぱり大地が一人で未来の事情を背負って過去 を進んで行くには、あまりに苦しくて重い。誰にも 打ち明けられないのも、自分の行動のせいで友人の 進路を変えてしまった事も、大地に辛く圧し掛かっ てしまう。更には星乃の命を奪った原因である『流 星群』の真実には一向に近付けず苛立ちも募る。 頑張って足掻いてみても八方塞がりな状況で、手 掛かり掴んで踏み込み過ぎれば命の危機に晒されて しまう。このままだと、上手く行かずに自身を責め る大地の精神の方が参ってしまうんじゃないかと。 でも、これまでの“コスパ”主義からは徐々に変 わり始めていて、涼介の進路を一度目とは違う形で 自力で呼び戻した所はとても印象に残りました。 既刊感想:1