- 作者: 江波光則
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/05/17
- メディア: 文庫
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その日暮らしで日銭を稼ぎ、最低限生きて行ける ならば惰性に身を委ねる。そんなに自主性が無いよ うには見えないんだけど、今の白夜の生き方がそん な風に感じられるから、過去の回想がえらく眩しく 映ってしまう。もっとも、過去だって決して綺麗な 生き方してなくて、むしろ鳴海や水産高連中との絡 みで荒みやさぐれている印象の方が強いですけど。 白夜の方は面倒事避けたがってるのに、良くない 意味で彼に関わりたい相手からちょっかい掛けられ てばかりいる。その上何か劣勢に陥る事ばっかりで 悔しさに歯軋りしてしまったりとか。痛い目散々見 てるんだから、家族を殺害された真相もそろそろ手 の中に転がり込んで来てくれないものだろうか。 既刊感想:I