SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱くIV

[著者:彩峰舞人/イラスト:シエラ/オーバーラップ文庫]★★

帝国と神国と都市国家連合
 ファーネスト王国にとって、表向き手を結んだ神国メキアが実は“最も気を許してはならない相手”なんじゃないか? と言う危うさ。まあ神国側はあからさまにオリビアの『魔術知識』を欲するのが狙い、と言ってるからなあ。

育ての『死神』ゼット
 その正体、行方、僅かに見え始めて来たか? まだ微妙な所だけど。ヴァレッドストーム家断絶の際、抜け出した『黒い魂』、漆黒の剣にまとう『黒い靄』、それらとゼットの存在が結び付くのかどうか。

『阿修羅』と『深淵人』
 ここも意味深な描き方していて、まだまだ謎が多い。敵対関係らしいと言う事と、帝国騎士フェリックスが『阿修羅』、オリビアが『深淵人』らしい? 位かな、大まかに分かってる点は。戦争やってる本筋にどう絡んで来るかは未だ見通せない。

既刊感想:IIIII