[著者:犬君雀/イラスト:つくぐ/ガガガ文庫]★★
第14回小学館ライトノベル大賞『優秀賞』受賞作
伝えたい事は何となく分かっているのに、うまく伝わって来ないこの感覚。こちら側の拾い方が下手くそなだけのか、それともあえて抽象的な描き方をしている様に見えた為、そもそも拾い難かったのか。雰囲気は凄く好きなんですが、何か『ぼんやり』したんですよね。何て表現すれば自分がしっくる来るのか、書いてる今もハッキリせずに困ってる。奇跡が起こるご都合主義を願う
結末の『その先』について。実際にはその先なんて有り得ないはずなのに、もしかしたら……と希望を抱かずにはいられませんでした。『どうしても必要な数秒間』に『キス』を絡めて来る所、ハッとさせられました。もう一度機会があれば、今度こそは回避出来る、そんな『その先』があって欲しい。サンタクロースを殺した。そして、キスをした。
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犬君 雀 小学館 2020年06月18日