[著者:急川回レ/イラスト:magako/角川スニーカー文庫]★
この誤解とすれ違いの積み重ねは最早『奇跡』
台風本体(雫)が、自分が台風だと言う事に無自覚で、周囲に多大な影響(多くは精神的な被害)をまき散らかして、混沌の極みに叩き落すお話。雫だけでなく、翔太も健吾も天使も、ハッキリ言わず後回しにしちゃってるのが問題なわけですが。ただ、それを差し引いても、このタイミングの悪さは『神がかっている』と言うしかない。いや、このこじれにこじれまくりな展開、ドツボにハマってる当人達には申し訳ないけれど面白過ぎでしたね。
気になるのは、いつまでこんな状態が続くのかって事ですけど。このラストを素直に捉えるなら、軌道修正は案外直ぐなのかな? でもこいつら、絶対更に面倒臭くなるに違いない(と期待感を込める)。
僕に興味をなくした元カノと幼馴染な今カノがなぜか修羅場ってる(1)
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急川回レ/magako KADOKAWA 2020年10月30日