[著者:蒼山サグ/イラスト:てぃんくる/電撃文庫]
全国大会出場を目指して
小学生ポーカー大会の予選……だったんだけど、あまりに展開が駆け足過ぎて、ちょっと拍子抜けでした。うーん、脅威と感じていた結奈の策略も結局意図がよく分からず、決勝戦の割に個々の見せ場も少なくあっさり終了だったので。決勝出場を決める、最初の個人戦が一番盛り上がっていたかも。なんか急速にまとめに入って話を締める、みたいな雰囲気があったんですよね。和羅の妹・雪の病気の件や、小学生ヒロイン達の和羅への想いの事など、何となく綺麗に片付いてしまったような感じでした。今回は後半の短編を入れるよりも、予選決勝の様子をもっとじっくり描いて欲しかったかなあ。
ぽけっと・えーす!(3)
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蒼山 サグ/てぃんくる KADOKAWA 2020年12月10日