[著者:有澤有/イラスト:こうましろ/GA文庫]
根本的な『英雄』とは何か
ルシオが英雄を目指している最中の、別段特別な要素が含まれているわけでもないひとつのエピソード。これが『英雄への道』に通じているエピソードだったか、と言われたらそんなでもなかったので。そもそも、ルシオがなりたい『英雄』自体が割と漠然としたもので。「一体どうやったらなれるの?」みたいな疑問も、明確な答えって無いような気もするんですよね。スケールが大き過ぎて掴み所が無いと言うのかな。今回みたいなイベントを幾つこなしても、近付けている手応えは多分得られ難い。
どうすれば英雄の称号を掴めるのか。目に見える指標が欲しいですよね。そうなれば、ルシオの言動も意味のあるものになって行くのかも知れません。
既刊感想:1
魔王と聖女が導く冒険者ライフ2 -魔法適性0だけど極大魔力に覚醒しましたー
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有澤有/こうましろ SBクリエイティブ 2020年12月11日頃