SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

神は遊戯に飢えている。1 神々に挑む少年の究極頭脳戦

[著者:細音啓/イラスト:智瀬といろ/MF文庫J]

神々の戯れは人間達への救済なのか
 「神々よ、ゲームとかやってないで地上の害獣を殲滅してくれよ!」って、叫びたくなりましたよ。人間が住む世界の危機的惨状を知ってしまうとね。

 この辺りは、間接的には救いの手を差し伸べるけど、直接の干渉は一切しないよ、って意向なのかどうか。総意か、それとも神々ごとに考え方が違うのか。現状人間には神の意思は見通せそうにない。

 神々と仮想世界的な空間でゲーム→勝ったら現実で特殊能力を得て→世界を支配する『害獣』と渡り合う、みたいな流れ。フェイの個人能力、世界の成り立ち、神々の存在、レーシェの素性、記憶の中の『彼女』。気になる所は色々で続きが楽しみです。