[著者:丸深まろやか/イラスト:シソ/オーバーラップ文庫]
修学旅行イベントに合わせて、付き合い始めた廉と理華が更に関係を深めて行く。と同時に、自分達が付き合っていると言う事実を、主にクラスの周囲に今後も伏せ続けるのかそれとも潔く明かすか、の選択に向き合って行かなければならない展開。
理華の心情に寄り添った見方をすると、どうしても美緒が鬱陶しい邪魔モノに映ってしまう。早いとこ交際を公言すべきでは……と、まあ結構幾度も焦燥に駆られましたよね。
最後の方で。「たとえフラれても消えない好きな気持ちはどうすればいいの?」みたいな、美緒の台詞が重く圧し掛かる。ただ、暗く澱んだ執着心みたいなものは感じられなかったので、その辺りは安心して良いのかな? 今後、廉と理華の恋路の横槍を入れて来るような事にはならない、と思いたい。
既刊感想:1
美少女と距離を置く方法 2.ぼっちとクールと恋敵、キスとヤキモチと修学旅行
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丸深まろやか/シソ オーバーラップ 2021年03月25日頃