[著者:中村颯希/双葉文庫]
神様って、『超常現象的な何か』と思っておけばいいのかなあ?
妙に人間慣れしてる所がある神様なので、何かしらの『人間との縁』みたいな過去を持ってるのかなあ、とか思ってたんですけど。
哲史だからこそ、彼の人柄の良さに思う所があったからこそ、親身になってくれたのかも知れませんね。
今回もまた、哲史の中に死者の魂を呼び込ませて、料理を通じてその死者と縁のある人との未練を解決して行きます。
最後には哲史の悩みや迷いを解消する形にもなって、さすが先もお見通しの神さま、と言った所でした。
意外な人物との関り、神様と縁が切れそうな事態、哲史の休職明けと定食屋仕事続行との間の悩み……などなどを経て、最後はほっこりと温かい気持ちにさせてくれる。
これで完結っぽいんですが、もっと色々なエピソードで続きも読んでみたいですよね。
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