[著者:かたなかじ/イラスト:teffish/HJノベルス]
ハルは才能(ギフト)を得て冒険者にもなれたので、さてこれからどうするか? 同じような境遇のルナリアと二人旅で、彼女の故郷を目指して北へと旅を進める。
でも、そもそも何でルナリアの故郷へ行くんだったっけ? と言う所をちょっと見失いがちだった今回の『寄り道』でした。ハルなんて今回の冒険に夢中でルナリアの故郷に行く事自体忘れてしまってて、「おいおい」ってなったりしましたけどねー。
この寄り道が物語の展開上必要だったかと思うと、ちょっと微妙な所だったかも。ただ、ハルとルナリアのレベルアップが主な目的と考えれば必要ではあったのかな。資金調達が目的ではないので、廃城の件とオークションの流れは省いても良かったかなあとも思いましたが。
とりあえず問題が無事解決して、再びルナリアの故郷へ。気になるのは、神様達が危惧している世界の危機なる不穏な動きについて。話しぶりからして、どうもハルは中心に巻き込まれて行ってしまいそうな雰囲気ですが、どうなるでしょうね。
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