SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

魔術師クノンは見えている2

[著者:南野海風/イラスト:Laruha/カドカワBOOKS]

 なんかクノンの女癖がめちゃくちゃ酷いんですけど。こんな誰かれ構わず手当たり次第に女性に声を掛けまくるような、女好きな少年だったっけ? 何事にも動じないお気楽過ぎる明るさはありましたけど、あまりに無自覚な“女たらし”が過ぎるせいでちょっとドン引きしちゃいましたよ。

 今後もこんな感じなのかな? でも、周囲もクノンの性質に慣れて、段々と適切な対応や扱いも理解出来ていたので問題はないのかな? そんな具合で、クノンの女癖がやたらと気になってしまった今回。魔術学校に無事入学を果たし、割と自由に魔術研究などを行える環境を手に入れた模様。

 今の所は、クラスメイト達の助力や派閥問題などの外野の動きに合わせた行動が主で、クノン自身が魔術学校で何を為して行くかはまだ定まっていない感じでした。束縛が非常に緩い分だけ自由度が高く、何を仕出かすか分からないクノンがどんな方向に動きを見せるのか興味深い所です。

既刊感想: