[著者:ナフセ/イラスト:吟/電撃の新文芸]
劣等感の塊みたいなレイナとトガミに焦点が当たっている所で、『二人の成長過程』の側面も今回の中で見られるのかなあ? とちょっと期待を寄せていました。
結末の成果は予想以上、だったでしょうかね。『覚悟が決まった』と言う意味では、期待していた以上に非常に嬉しくなるような描写でした。今後二人が再登場するかは分かりませんが、もし師事する人達に認められて『アキラと肩を並べて共闘』になったら熱いですよね。
一方でアキラの今回、アルファの長期不在で試練の戦いで、ここまで『アキラ本来の生身の劣った実力』を長く体験したのは初めてだったと思います。正直、醜態を晒さないか心配で気が気じゃなかったです。
でも、極限状態の剥き出しの感情を目の当たりにして、立派なハンター適性を持っているじゃないかと。アルファ不在でも、生身の『凄味』をアキラから感じられて、それも妙に嬉しくなった所でしたね。