[著者:ナフセ/イラスト:吟/電撃の新文芸]
ハンターにとっての『報酬』=『賞金』の価値について。依頼に対して置かれた状況や立場、関わっている状態などを含め、受け取り方や報酬額の違いの複雑さや面倒臭さを知らされる内容だったかなと思いました。
単純明快に指定された額を気前よく払ってくれれば問題ない所、まあよく見ていればそうは行かない状況が裏で色々絡んでいる事も多いようで。
アキラの場合は明確に『名声より多額の富』なもんで、普段はあまり自己主張しない様子な印象だけど、やはり希望通りには行かない時の不満は結構感じたりもしていました。
あとは最後の方で、『旧世界接続者とは?』みたいな問い掛けが再浮上していたりで。アキラやカツヤの立場、アルファともう一人の存在、意味の見出せない会話内容、などは改めて疑問を抱かされるものでした。