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水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編II

[著者:久宝忠/イラスト:ノキト/TOブックス]

 基本的に、涼って自分の好奇心を満たすものでなければ、たとえそれが一国を揺るがす一大事だとしても我関せずな態度だから、あまり話の本筋には積極的に関わってない印象で。

 なので、今は涼が何に関心を持って動いて行くのかを模索してる段階で、それが物語の進む方向へと直結しているような感じでした。

 帝国も連合諸国も関わっているようだし、謎の暗躍者達の素性や意図や、あとはダンジョンを魔物だらけにした魔族の影響力なども無視できない所で、とりあえずは涼の関心範囲外で色々起こっているなあ、って程度の雰囲気でした。

 大きな出来事としては『火属性の魔法使い』との初対面がありました。お互い、かなり最悪の印象を抱いたようで、一応所属する王国と帝国との距離があるので再会は先になりそうですが、次はどんな環境で出会う事になるのでしょうかね。

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