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水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III

[著者:久宝忠/イラスト:めばる/TOブックス]

 今回の涼は、重要人物の護衛依頼による遠征が相次ぎ、更に正体不明で理由も不明な襲撃を受けまくると言う、なかなかに難儀で面倒臭い道程だったなあって風に眺めてました。

 涼の出自や存在には無関係な襲撃だった為、完全に巻き添えを食っていた辺りが面倒臭さに拍車をかけていた、みたいな様子で。まあ、何が何でも平穏無事には行かず、厄介事を引き寄せる性質なのかなあと言う印象だったでしょうかね。

 もっとも、今回の遠征で世間知らずの涼が国内外の事情をある程度知る事が出来たようで、ギルドマスターの「見聞を広げて来い」と言っていた事は、自然と達成出来ていたのかも知れません。

既刊感想:II