SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

ありふれた職業で世界最強 零1

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★

ありふれた職業で世界最強 零 1 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 零 1 (オーバーラップ文庫)

 正直現在進行でのミレディのこと既にあんまり
覚えてなくてごめん……。この外伝は、本編で大
迷宮に神代魔法とそれを得る為の試練を遺した、
かつて『解放者』と呼ばれた人達の物語。本編じ
ゃ割と蔑ろにされていると言うか、そもそもハジ
メ自身が「そいつらの過去や事情なんぞどうだっ
ていい」姿勢で、彼女らに焦点が当たる場面が少
なかったので、あまり気に留めなかった不足分を
穴埋めするには打って付けの題材でしょうね。
 この時代で唯一絶対の聖光教会と、非道なやり
方に反旗を翻す解放者達との対立の構図。エヒト
様やノイントとかどこかで耳にした単語もちらほ
らと。この先どう対峙して行くか楽しみです。

既刊感想:

ありふれた職業で世界最強8

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★★

ありふれた職業で世界最強 8 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 8 (オーバーラップ文庫)

 何気に初期の頃以来の多人数パーティによる大
迷宮攻略。ハジメ達と光輝達勇者一行の明確な線
引きがあって、雫以外の光輝達側は連れて行く前
の予想通り、到底着いて行けない状況でした。
 ただ、ハジメとの圧倒的な戦力差と自分の力不
足を自覚いた上で、よく振り落とされず喰らい付
いて行けたな、と感心する所もありました。もし
かしたら、ハジメは光輝の気概を見抜いていたか
ら、容易く見捨てる事はしなくなったのかも?
 今回の大迷宮は各々の絆が試されるもので、そ
れが見れたお陰か大分雰囲気変わったなあって印
象でした。この番外編みたいなのって、これまで
の様子じゃなかなか見られないものでしたから。

既刊感想:

ありふれた職業で世界最強7

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★

ありふれた職業で世界最強 7 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 7 (オーバーラップ文庫)

 軍隊+隠密+中二病。元々はハジメが精力注い
で“新化”させて生み出した人達なので、帝国殲
滅発言も全然大それた事ではなく、むしろ余裕で
目的達成出来るだろう、みたいな安心感や安定感
がありました。……ハウリア族、脆弱だった頃の
昔の事を聞かされても、もう何も思い出せない。
 そんな、一方的な殺戮劇場。大森林の大迷宮に
突入かと思いきやとんだ寄り道でしたね。ハジメ
としては、ただただシアだけの為に行動したに過
ぎず、既にユエと同等に近い程度で大事に大切に
されているんじゃないかな、って雰囲気がよく伝
わって来ました。これまでずっとぞんざいに扱わ
れて来た筈なのに、随分と変わりましたよね。

既刊感想:

ありふれた職業で世界最強6

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★★

ありふれた職業で世界最強 6 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 6 (オーバーラップ文庫)

 異世界学級崩壊。魔人族に惨敗した時点で既に
統制は取れていませんでしたけど。裏切り者につ
いては、ハジメに対してねっとりとした復讐心を
育てていた檜山以外ノーマークだった為、「お前
かよ!」と思わずツッコミ入れたくなりました。
 なるべく犠牲者を出さずに日本へ帰還する為に
生き延びる……そう言った意気込みや望みは、今
回の魔人族による大規模侵攻で完全に断ち切られ
てしまいました。ハジメは一貫して自分と護るべ
き人達“だけの為”の行動を公言していて、あと
は他の生徒達がどう接して行くか。相変わらず見
当違いな事を言ってイラつかせてくれる光輝が、
良い方へ変わってくれればいいんですけどねえ。

既刊感想:

ありふれた職業で世界最強5

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★

ありふれた職業で世界最強 5 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 5 (オーバーラップ文庫)

 ハジメ、魔人族、聖教教会、の三つ巴の関係に
何となくなりつつあるような勢力図。初期の頃の
地獄を経て変貌を遂げてから、どんな窮地に陥っ
てもハジメなら余裕だと思っていたのですが、今
回初めてちょっとだけ揺らぎました。ユエ達の的
確なフォローと、危機を脱する術を充分に心得て
いるので、見ていて大丈夫そうな安定感はありま
したけど。それでも、一時でもここまでハジメを
追い詰める魔人族の実力者は侮れないですね。
 他に気になったのは拉致されたままの愛子先生
の事、それと生徒達の中に裏切り者? 魔人族に
寝返ったっぽい人? がいるような? 檜山くら
いしか思い浮かばないですが、どうでしょうね。

既刊感想: