SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

パラレルまりなーず

[著者:木野鋼一/イラスト:シコルスキー/GA文庫]

 さくさく読み進められたけど……気が付けばストーリー展開が楽しくなる前に終わっちまったわ〜。全てはこのエピローグの状況を作り出す為の布石っていうのかなぁ? 演出っていうのかなぁ? まさにあとがきで言われてるように『キャラクター登場編』以外のなにものでもなく、それ以上でもそれ以下でもない無難で大人しい仕上がり。あとは、この物語にはこんな設定がありますよー的な説明に専念してたりとか。

 何にしても続きカモーン、な待ち状態。まりなの存在とか結構謎でイマイチ把握出来ない部分があったし、卯美と“同一体”の女の子達も主に能力開示の為に登場したような印象で、実際に(特に感情面で)大地と絡むシーンはそれ程無かったように感じたからねぇ。

 他に気になるのはパラレルワールドという設定。他世界は冒頭のあれ以外さっぱり出て来なかったんだけど、また大地や卯美の方が飛ばされたりするんかな?