[著者:細音啓/イラスト:猫鍋蒼/富士見ファンタジア文庫]★★
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦3 (ファンタジア文庫)
- 作者: 細音啓,猫鍋蒼
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 文庫
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イスカの立場から見て、なんか敵である皇庁より も味方の筈の帝国の方が胡散臭く見える現状。皇庁 監獄の大罪人は逃げ隠れせず真っ向から自己主張を ぶつけていたのに対して、帝国の使徒聖は秘密を抱 えてこそこそ暗躍、みたいな構図があったせいでし ょうか。イスカにとって身内の上層の人間が味方に なりそうもない辺りは、ちょっとした不安材料なの かも知れません。怪しい動きをしている、璃洒やネ ームレスの意図もまだよく分からないですけどね。 そして今回、最後にようやく待ちわびていた展開 がやって来ました。最初の頃はアリスかと思ってた ら違うみたいだし、じゃあ一体誰なんだろう……の 疑問が遂に解けて更なる混乱に発展しそうな予感。 既刊感想:1、2