[著者:つちせ八十八/イラスト:憂姫はぐれ/MF文庫J]★★
つちせ八十八/憂姫 はぐれ KADOKAWA 2019年09月25日
この物語の唯一にして最後の良心こと常識人のカ
チュアを何とか正常なままで居続けさせたい。しか
しながら、基本的に仲間の所業を理解していても勘
違いや無関心を貫き通すある意味厄介なアラン、既
にスコップなので(この表現も最早意味不明ではな
くなった)話が通じないリティシア、この二人と行
動を共にしては徐々に毒されてしまうのも仕方の無
い事で。一応はスコっても(腐っても)リティシア
に仕える身なので離れたくても離れられず、どうや
ら「せめてカチュアだけは何とかスコ堕ちしないで
くれ」と言う願いも虚しく散ってしまいそうです。
寸止め状態で次巻に続いたので、カチュアが踏み
止まると言う微かな望みに縋りたくなってしまう。