[著者:川上稔/イラスト:さとやす(TENKY)/電撃の新文芸]★★★
二人が“テラフォームを始めるまで”のエピソード
最初からここが到達点であり、先輩と住良木の着地点だったみたい。まだ取り組む為の地盤固めが済んでいない状態みたいな状態だったか。道理で惑星開拓やってやるぞって雰囲気が大して見出せないわけだ。二人を中心に周囲が躍る
周りの皆が先輩と住良木を盛り上げてお膳立てして、そこに至るまで押し上げる、みたいな。全部が全部そう意図して動いていたわけではないでしょうけど、何かこう、二人を「どうにかしてやるか」って意気に溢れてましたよね。惑星開拓を終えたら、二人で神々のいない『地球』で……
住良木がポロッと先輩に零していたこの辺りが、次代のシリーズに繋がっているのかなあ、と思わせてくれる雰囲気もありつつ。EDGEシリーズはまだ続くらしい? ので、先の到達点に想像を膨らませながら待ってみます。既刊感想:<上>
EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト〈下〉
posted with ヨメレバ
川上 稔/さとやす(TENKY) KADOKAWA 2019年09月17日