SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…1

[著者:山口悟/イラスト:ひだかなみ/一迅社文庫アイリス]★★

悪役令嬢は前世の記憶に浄化されて生まれ変わった
 カタリナ(前世の記憶持ち)が気にする『主人公』って一体誰だよ? と言わずにはいられませんでした。だって、そんな存在見当たらないもの。あと「お前が主人公かよ!」とツッコミたくもなりました。『人たらし』スキルは、多分前世で持っていた資質なんでしょうね。

プロローグで攻略完了?
 ゲームで言う所の、いわゆる『本編』スタートが15歳での魔法学園入学時だとすると、今回は『序章』となるわけですね。……カタリナがこの時点で、既に“男女問わず”複数フラグを立てまくってる事実。何が問題かと言えば、カタリナ自身が微塵も意識せずにやっちまってる所。

『主人公』なる存在の有無
 次巻以降の『本編』開始で、果たしてカタリナが警戒してる『主人公』とやらは登場するんでしょうか? 出て来ないと「お前は一体何と戦ってたんだ?」状態に陥りそう。ただ、登場が無ければ、自分がどれだけ周囲に影響を及ぼしているかに気付ける……かも?