[著者:杉井光/イラスト:春夏冬ゆう/電撃文庫]★★
『面白い』と『好き』と『合う』
音楽パートに関しては、専門分野とか趣味的なモノを全力全開で色濃くぶち込みました、的な描写だったので、事前に予想はしてましたがちょっと付いて行けない所は正直ありました。こればかりは物語が面白いかどうか以前に、『好きか嫌いか』『合うか合わないか』の問題なので仕方の無い所ですね。意欲と熱量には圧倒される
ハマる人には見事にハマるが、ハマらない人には全くハマらない。中途半端は無く真っ二つに割れるんじゃなかな、とも思いました。個人的にはどうしても後者寄りになってしまう。ただ、裏を返せば趣味が合う人をとことん惹き込む内容でもあると言う事。徹底的に好きな音楽を描く、その圧倒的な熱量は、ハマらずとも思わず魅入ってしまう程。杉井 光/春夏冬 ゆう KADOKAWA 2020年05月09日