SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ある日から使えるようになった転移魔法が万能で生きるのが楽しくなりました2

[著者:まるせい/イラスト:イセ川ヤスタカ/富士見ファンタジア文庫]★

異世界側がメインで現実世界側の存在感が薄い
 主人公が現実世界と異世界とを自由に往復出来る設定ですが、ちょっと絡め方がイマイチな印象だったかな。まあ「現実世界側の描写と翼の存在って必要ある?」ってとこですね。ほとんどが異世界側のエピソードで、悟の転移魔法も異世界側の状況に応じて使われるだけだったので、双方の世界で『影響を与え合う』展開をもっと見たかったです。

双方の世界が絡み合い盛り上がる為には?
 一応『異世界間交流』として、シリウス王子と現実世界の重鎮・総一朗との橋渡し役で、悟の転移魔法も有効活用はされてましたが。実はこの部分を広げて展開して欲しかったんですよね。そうなれば、孫娘の翼も異世界やリリアナ達と絡む切っ掛けになりそうだったし。割とあっさりだったので残念。

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