SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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裏社会最強の男、終末異世界を愉しむ。 終幕に捧ぐ反逆転劇

[著者:水城水城/イラスト:つくぐ/MF文庫J]

退屈こそが唯一の苦痛
 現実世界側で出ていた、抹殺者にして『調整者』と言う凌真の肩書。あえて念押しつつ強調されている辺り、意味深な『含み』を感じたりもしました。

 こちら側で言う所の、裏社会と表社会の『均衡』を保つ役割。転移した異世界で、この凌真の『調整者』役に意味が与えられるのかどうか。例えば、異世界の人間と魔族の間にある、『支配関係』のバランスを修正する役割を凌真が担うようになる……とか。まあこの辺りはまだ憶測に過ぎませんけどね。