[著者:東雲立風/イラスト:ろるあ/富士見ファンタジア文庫]
第32回ファンタジア大賞『銀賞』受賞作
明確に語られている部分が割と少なくて、詳しく知りたい所が結構大まかにしか描かれてなかったかな、って手応えでした。続刊想定で、最初は小出しにしつつ様子見な所はあったのかも知れませんが。例えば、シエルが英雄から大罪人にされたのは何故? シリウスがメルセデスを手中に入れたがっている理由は? メルセデスの能力についての重要性とは? パッと頭に浮かんだ所で、もっと深入りして欲しいと思ったのはこの辺りでしょうかね。
かつてシエルを裏切ったヴァイス、そして黒幕の存在については、ほとんど手掛かりは掴めず。まだ始まったばかりなので、話の進展は次に期待かな。
大罪烙印の魔剣使い ~歴史の闇に葬られた【最強】は、未来にてその名を轟かせる~(1)
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東雲立風/ろるあ KADOKAWA 2020年12月19日