[著者:犬村小六/イラスト:雫綺一生/ガガガ文庫]★
『最善の負け方』を模索する戦争
もう日之雄がガメリアに勝てる見込みは一切無いので、どのように『最善の負け方』へ至れるのか……と言う形に話が進んでしまっている。国力差が大人と子供程もあるので、その方向へ進むしか日之雄に救いはない。とは言え、現状の戦況やガメリアが日之雄に抱く感情的な部分を見る限り、降伏を受け入れた所で穏便に済むとは思えない。
その状況こそを最も望むカイルは、イザヤを手に入れる為に降伏を迫って来るはず。まだそこまでの権力は手にしてませんが、今の流れのままだと、間違いなく大統領になってしまう。はるか遠方の地から、果たしてクロトに阻止する手立てはあるのか。
プロペラオペラ(3)
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犬村 小六/雫綺 一生 小学館 2020年12月18日